鉄道模型(Nゲージ/ジオラマ)用語辞典

鉄道模型 用語辞典

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【パーツ】(parts)
部品。Nゲージではアンテナや信号炎管など車両製品に付属しているユーザー取り付け部品を特に指していることが多い。

【ハイデッカー】(high decker)
客室の床が高くなっている車両のこと。
視線を多角することで沿線風景をよりワイドに楽しめるようリゾート車両などで多用されている。

【白色LED】
近年になって実用化・普及が進んでいる白い光で点灯するLED。
Nゲージでもトレインマークや客室灯に用いられている蛍光灯の再現に適しているため、ヘッドライトや室内灯の光源として使用が拡大している。

【パテ】(putty)
ペースト状・粘土状で販売されている合成樹脂製工作材料。
溶剤の乾燥や化学反応で硬化し、キットの継ぎ目に生じた隙間を埋めるなどの用途で用いられる。

【バラスト】(ballast)
鉄道では線路(道床)に敷き詰められる砂利を指す。

【パワーパック】(power pack)
メーカーによってはパワーユニットとも呼ぶ。鉄道模型を運転する際に用いるコントローラーを兼ねた電源装置で、電圧または電流の大小で列車の速度を変化させる方式が一般的。

【ハンダ】(半田)
スズと鉛からなる低融点の合金。
ハンダゴテと呼ばれる工具で加熱して溶かし、金属部品の接合に用いられる。

【パンタグラフ】
語源は製図用の写図器。
電車や機関車が架線から電気を集電するための装置。
これまで菱形のものが一般的であったが、近年になって下枠交差式やシングルアームなど様々なものが登場している。

【パンタグラフカバー】
新幹線などで架線とパンタグラフとの摩擦で生じる騒音を軽減するため、パンタグラフの両側面を囲うようにして設置されるカバー。

【ヒューズ箱】
電気回路に過電流が発生した際、危機の破損を避けるため回路を遮断するヒューズという装置を収納する箱。
電車の複雑なパンタグラフ廻りを構成する部品の一つ。

【フィーダー】(feeder)
鉄道模型では車両を動かすための電気をパワーパックからレールに供給する電線を意味する。

【ブック型ケース】
複数の車両をまとめて収納する容器。
その形状からブック型ケースと呼ばれることが多く、車両の整理、保管に便利。
車両セット各種もこのケースに収納された状態で販売されることが多い。

【フライホイール】
はずみ車。
モーターに接続される高精度な金属製の円筒形部品で、適度な惰性を与えることで多少の集電不良の状態でも車両を滑らかに走行させることができる。
主に機関車製品に取り付けられていることが多い。

【プラキット】(plastic kit)
プラスティック製の、特にインジェクション成型によって製造された組立式模型製品を指す。Nゲージではグリーンマックス製品が有名。

【プラスティック】(plastic)
元来は可塑性樹脂。合成樹脂類の総称。
Nゲージでは特にスチロール樹脂、ABS樹脂など車両製品の車体に用いられる材質を意味していることが多い。

【プラモデル】(plastic model)
プラスティックモデルの略。プラスティックを材料とする組立式の模型。
走行を前提としないディスプレイモデルや電池で走行するNゲージの規格と無関係なものを特に区別して呼ぶときに使われることが多い。

【振り子機構】
KATOが独自に開発したNゲージの走行機構で、振子式車両の製品に搭載。
実車同様カーブで車体を内側に傾けて走行する姿を再現している。

【振子式】
曲線を通貨する際の遠心力を弱めるために車体をカーブ内側に傾ける方式で、曲線通過速度を向上させるために国鉄381系から採用された。

【フル編成】
実車の編成両数省略することなく、そのまま模型で再現したもの。

【ブレーカー】(breaker)
パワーパックの破損につながる過電流やショートの際、自動的に電流を遮断するための装置。

【プロポーション】(proportion)
外観のつりあい、均整を指して用いられる言葉。
Nゲージでは細部のディテールに対する全体的なバランスの意味で使われることもある。

【分割式レイアウト】
収納・運搬の便を考慮して分割可能な構造とした固定式レイアウトのこと。

【ヘッドマーク】(head mark)
機関車などの前面に掲げられる愛称表示板。電車・気動車のトレインマークとは区別されることが多い。

【ヘッドライト】(head light)
前照灯。
夜間に運転士・機関士の視界を確保するために用いられる他、近年では踏切などで列車の接近を知らせるため昼間でも点灯している場合が多い。

【別パーツ化】
細密化や色分けを目的として別々の部品にすること。

【ベンチレーター】(ventilator)
通風器。車内に車外の空気を取り入れて換気するために主に屋上に設置される装置。

【ホイッスル】(whistle)
鉄道車両では警笛のことを指す。

【ポイント】(point)
線路の分岐地点に設置され、列車の方向転換を行う装置。
NゲージではTOMIX・KATOともパワーパックの側にいながらにして電動で動かすことができる。

【ポケットライン】(pocket line)
KATOが展開している小型のデフォルメ車両シリーズ。
その動力装置などはBトレインショーティーなどにも対応している。

【ボディキット】(body kit)
下廻りは既存のキット・完成品から流用して、車体部分のみを製作するためのキット。
Nゲージでは真鍮製とレジン製はそのほとんどを占めている。

【ボディマウント】(body mount)
実物の鉄道では着雪対策や空気抵抗の軽減を目的に床下機器を床下までで伸ばした車体の内側に納める方式を指す。
模型では主にカプラー台座を車体(床板)に固定した状態で用いる方式を指して言うことが多い。

【ホワイトメタル】(white metal)
スズと亜鉛の合金。融点が低いため部品の複製材料にて適しており、真鍮キットに付属する車両の前面や屋上機器などでよく用いられる

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